2009年02月28日

キャリア関連書評6

『社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論』

第2章くらいまでは創業者の想いが中心、第3章あたりから、だんだんと企業理念と企業経営のつながりが見えてくる。


『芸術起業論』

この本に書かれているメッセージは凄い。ビジネスにおいても、この気迫がなければ、マーケティングも、ブランド作りも、成功しないだろう。今後企業は人材にここまで求めるかどうか。いくつか抜粋したフレーズ。 「西洋美術のどまんなかで日本の美術を文脈の一つとしていく入口を作った」「自らの意味を自ら作り出す」「想像力をふくらますための起爆剤」「芸術家や美術館の満足だけでなく、芸術作品に関わるすべての人の熱狂がなければ、世界における価値は定着してゆきません。」「日本の頼るべき資産は技術で、欧米の頼るべき資産はアイデアなのです。」「歴史に残るのは、革命を起こした作品だけです。アレンジメントでは生き残ることができません。」「オークションハウスなど流通市場(セカンダリーマーケット)に耐えられるかどうか」


『ナレッジサイエンス―知を再編する64のキーワード』

インターネットが普及した高度情報化社会である現代において、経営不振となり淘汰される企業がある。一方で、安定的な収益を上げ優良企業とされる会社があり、また、優れた企業風土によりノーベル賞受賞者を輩出するような企業もある。 このような企業業績や企業風土の格差が生じる根本的な要因は何なのだろうか?。経営戦略、財務戦略、ブランド戦略、マーケティング戦略、研究開発、M&A、IT化戦略、競合・市場環境など、さまざまな要素が複雑に作用し結果的に企業業績格差に繋がっていくと推測される。ここで気がつくことは、これら戦略を策定し実行するのはその企業組織に属する人間であり、すなわち、学校教育や書籍などより得られた「形式知」と、過去の経験やノウハウによる「暗黙知」に基づく人間の意志が成すことである、ということである。すなわち、企業業績の格差が生ずる根幹的要因が、実は企業組織の中でいかに「知識/ナレッジ」をマネジメントしていくか、というところに帰着していく可能性があると考える。 本書は、「知識科学」という分野で現在研究されている数多くの研究テーマについて、その概要を解説したものだ。もちろん、どのテーマもすでに画一的な答えが得られているものではなく、人間の知識、思考、行動という「生もの」を取り扱う現在進行形の学問だ。そのエッセンスでは、IT技術を活用した高度な知識共有/発想支援システムといったものから、元気ある町工場における「匠、職人」の技の醸成や伝承なども「知識科学」という観点から捉えており、興味深い。 このような学問を習得した学生が企業に入り、徐々にでも老朽化した国内企業の組織風土を変革していくのを期待するとともに、未だ残る過去の成功体験や人間関係による意思決定など現実の企業の「泥臭い」体質に彼らが幻滅してしまうことを懸念する。大学では、そういった現実の企業体質が未だ数多く存在する、といった現実も少し見せてやるべきと考える。


『マネジメントの正体―組織マネジメントを成功させる63の「人の活かし方」』

マネジメントの要諦が押さえられていて、実務でヒトをマネジメントする方には最適。 なかでも「ヒトの話の聞き方」「採用のポイント」などは面白い。



人気ランキングはこちら
posted by サンタ at 23:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/114958907

この記事へのトラックバック

リクルートスタッフィング
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。