2010年08月17日

人は見た目が9割


「言葉による伝達コミュニケーション」よりも、「言葉以外での伝達コミュニケーション」のほうが、伝達力が高い。それは、私たちが日常、なんとなく気づいていることだ。
たとえば、ラジオよりテレビのほうが、さまざまな情報を伝えられるし、古くから「百聞は一見に如かず」とも言われている。
人間が伝達する情報の中で、言葉で話す内容そのものが占める比率は、わずかに7%にすぎない。あとの93%は、顔の表情や声の質によって伝達される。
だからこそ、顔かたちや仕種に、私たちは固有のイメージを抱いている。丸顔の人は明るくてのん気、角型の顔の人は行動力があり意志が強いなど、ビジュアルで人となりを推測したりする。
著者は、こうした言葉以外での伝達コミュニケーションを日本とアメリカの文化比較にも持ち込む。多民族国家で、言葉以外の身振り手振りも駆使して、相手に自分の意志を伝えることが必要であるため、教養のある人ほどオーバーアクションが身についていくアメリカと、「語らぬ」ために言葉以外のコミュニケーションを発展させてきた日本では、教養のある人ほど控えめな仕種を好む。
また、「色」「匂い」「間」「心理的距離感」「マナー」といった、幅広い視点での、言葉以外の伝達コミュニケーションの姿を、自らの舞台演出経験などに基づいて、楽しく解説している。
よく「人を見る目」と言う言葉が使われる。これも、言葉の内容もさることながら、「見た目」という要素が大きい。
「目は口ほどに物を言う」し、「のどから手が出る」時もある。
人は知らず知らずのうちに、言葉以外の伝達方法で情報を伝えている。
情報伝達の93%をしめる、こうしたコミュニケーション能力を磨くことの重要性を再認識させてくれる一冊である。


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posted by サンタ at 01:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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